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縄文笛 staff blog

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路上演奏の傍ら にて

 久しぶりに 路上演奏の手伝いに行きました。
 行きかう人々の前にたたずみ、いろんなことが頭を駆け巡りました。
 
 軽蔑のまなざし・・こんな寒い日に路上で吹いているなんてと
 きっとバカにしたくなるのでしょう。
 幼い子とお母様が手をつなぎながら、にこやかに過ぎてゆきます。
 フルートの音にあわせ、口ずさむ方々。
 驚きの表情をされている方も何人。
 お声をかけてくださる方。
 やっとのことでお歩きになっているご高齢の方も数人。

 何人かの方にプロフィールをお渡しすることもできました。

 
路上演奏の傍ら にて_b0207141_1891383.jpg

 
 私は、寒さに震えじっと立っている事が出来ず
 体を揺らしたりしているのですが。
 縄文笛 毅は 姿勢をただし 演奏に集中しています。
 (この人は20年も、こうやってきたのだ・・・)と
 改めて、感じました。改めて・・・という自分自身に
 ショックでした。

 彼をわかった気になっていたからです。

 これからを生きるため もありますが
 「美しい音」をめざし 彼は毎日吹いています。 
 家に帰っても 練習 します。

 縄文笛毅は 音楽でしか生きて行けない人です。
 穴ぐらで一人 音を楽しむことも出来る人も居るかもしれない。
 それでは、だめなのです。彼は 生きてゆけません。
 笛を演奏するということは、彼の生きる表現なのです。
 聴いて下さる方がいて 成り立つことなのでしょう。

 あまり多くを語りませんが、
 もくもくと 「美しい音」を目指し 毎日吹いています。


 路上に立っていると 様々な感情が 次へのアイディアに変わってゆきました。
 厳しい視線は 正直痛いのですが。
 悔しい気持ちでありながら、
 このようなことも、お相手の方がいらっしゃるからわかることなのだと・・
 気が付きました。

 どうか・・彼の音が たくさんの方々のお心に届きますように・・。  
 手探りでありながら、私も 邁進してゆきます。
 
by ki-na_star0903 | 2012-02-18 17:31 | スタッフ つぶやき…